蛙鳴盛壮 - アメイセイソウ -

造語。「蛙鳴蝉噪(アメイセンソウ)」と表現できないほど「盛装」な乱文日記。

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クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)



こんばんは。
レビューです。


先月書いた「微小動物「クマムシ」、宇宙空間で生き延びた」から、気になりだしたクマムシ。


たまたま本屋で見かけ、買ってしまいました。


読んでみると、クマムシを飼育した方の観察記録やら、過去の研究から主だったものを抜き出してあり、クマムシに対しての理解が深まり愛着が湧くことは間違い無しです。


放射線を浴びせても、真空にも、高温にも、低温、低気圧に耐えてしまう超頑丈な生き物にときめきを覚えざるを得ません。


しかし、どうしても分からないことがあります。


なぜそんなに頑丈なのか?
(でも、潰せば簡単に死んでしまいます。誤解のないように。)


生物は宿敵や生活環境から体を守るように進化してきたのではなかったのでしょうか?
例えば、バッタが緑色なのは、鳥から見つかりにくくするため。ってな感じだと思います。


ということは、放射能や高温・低温、低気圧に耐性があるのは、クマムシが生きてきた時代がそういう環境だったのでしょうか?
でも、それなら同じ進化の過程をたどってきた我々に耐性があっても良いのでは??
(クマムシは1000を超える種類が存在し、クマムシ全てに耐性があるわけではないと考えられています。)
もう、わけがわかりませんね。


ちなみに、クマムシの生存を見つかっている化石から推測すると5億3000万年前の地層から発見され、この頃には彼らがいたことが証明されています。
(体長が最大で1mmの生物の化石をどうやって見つけたのか、それも気になる。。)


これはちょうどカンブリア紀にあたります。


そうです。
あのチャールズ・ダーウィンの進化論では説明できない時代です。


ダーウィンの進化論は、生物が不変のものではなく、長期間かけて次第に変化してきて、今の私たちや、その他大勢の生物はその変化の中で生まれたものという考え方です。
(ここでの変化は必ずしも「進化」「進歩」のように「良くなる」という意味は含んでいません)


しかし、このカンブリア紀の地層を境に発見される化石の性質(?)が異なります。
サンゴなどの化石の量は変わりませんが、動物の化石がこの時代よりも昔の地層からはほとんど発見されていないのです。


ということは、突然生物の種類が増えたこの時代を、ちょっとずつ変化していくというダーウィンの進化論では説明できないのです。


生物学者のアンドリュー・パーカーは「有眼生物の誕生による淘汰圧の高騰」が原因だと1998年に発表したています。残念ながら証明する材料がなく、推測の域出しかないようですが。。


さて、だらだらと話がそれましたが、この本を通して何が言いたいかというと、、
激動の時代「カンブリア紀」と無敵生物(?)「クマムシ」。ここに何らかの因果があることをいくばくか期待し、不思議な時代の不思議な生物に生命の神秘を感じているのです。


文章も非常に分かりやすく書かれていて、読みやすい一冊です。
秋の夜長に推理小説も良いですが、生物の進化もなかなかミステリアスですよ。

物理・化学・理科・科学・数学 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ameiseisou

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